お洋服をプロデュースしようと思ったきっかけ
我が子も同然だから、特に冬は寒がりで夏は暑がりだったりとか、そういう体調の変化も考えてどうせだったら可愛いのを着せてあげたい!
だけど合うサイズがなかったから、それで飼い主さんってみんなそのように思っているんじゃないかな〜って。
だったら自分の可愛い我が子同然の愛犬にぴったりのサイズで可愛いものを作ろうと思ったのがきっかけでした。
いつ頃から構想を考えていた?
ペット服をプロデュースしたいと考えたのは、花がきた7年前くらいから。
フレンチブルドッグ専用の洋服は出ているけど、体型が特殊だから…
でもフレンチブルドッグは特殊と言ってしまったらダックスフンドも特殊だし、みんな同じ犬種でも全然体型は違ったりする。
それを考えて花にぴったりのものを作りたい。
販売というよりは花にぴったりのものを探して結構色々なものを買っていました。
可愛い服っていっぱいあるのよ。
でも、うちの子は肌が強くないから洋服の生地が当たって赤くなってたり、買い替えしたりとかもあった。
布の心地よさとかを求めると私が欲しいものがなかなか見つからなかったんです。
corazón(コラソン)はスペイン語でハートという意味があるんだけど、愛犬というくらいだから、我が子同様に可愛いわけじゃない?
自分がお世話するだけじゃなくて、悲しい時は察知してそばに寄ってきてくれたりとか、疲れた時でもおかえり〜って寄ってきてくれたりとかするだけで、落ち込んだりする時でも心で繋がっているというか、愛で繋がっているじゃない。
人間同士のように言葉を交わすことはできないから、愛犬との繋がりってなんなんだろうって考えたら、やっぱり心で。
あとはその人の表情とか声のトーンとか、それで犬は察知してくるわけじゃない。
犬だって泣いたりとか抱っこして欲しいのとかって、言葉無くしてコミュニケーションをとっている愛犬達じゃない。
「心と心の繋がり」。何かブランド名を考えるときは絶対コラソンだと迷いはなかった。
ジャージを作った理由
愛犬達が走り回りやすい季節になる秋冬用の服を作ろうと考えた時に、
corazonのコンセプトでもある【動きやすい服】を目指すと、やはり『sports』がテーマになりました。
運動会気分で元気にたくさん走り回ってもらいたい。
そんな想いから、愛犬の体に密着し負担にならないジャージを作ることに決めました。
また、色についても corazonのド派手なデザインと真逆に、飼い主様の『どこか懐かしい。』『自分達も着ていた!』と思うようなカラーのえんじ色を選びました。
また、私が小さい頃はお名前書きは親が書いてくれることで個性が最も出ました。
そして親になり、息子達の体操着に名前を書くとき、丸字で可愛く書こうか?綺麗にしっかり書こうかと、名前を書き入れる時の、失敗したらどうしよう⁈とドキドキしたものです。
そんなドキドキ体験も愛犬家の皆さんに味わっていただきたいと思ってます。
犬用の洋服を色々なところで見てきて、実際に体操服みたいなものはあるんだけど「背中に名前があったら可愛いな〜」って思ってたの。
子育てが終わって子供たちが運動会の時とかはゼッケンを縫い付けるのよ。
母親としてゼッケンを縫い付けて、それで組と名前を書いてきた。
だから、今息子たちが大きくなって、次もしやるんだったら孫かな〜とか思いつつ、、、でも孫はやらない。
なぜならお母さんやお父さんがやるから思い出になるわけで。
だからゼッケン付けとかゼッケンに名前を書いたりは一生ないんだろうなと思った時に、花梅田鈴は子供みたいなもんだから名前を書いたりしたら可愛いんじゃないかなって。
やっぱり名前書く時なんかも、どんな字にしようかとか、母親は悩むのよ。
丸い字にしようかとかちょっと角張った字にした方がいいんだとか、それもデザインの一つで。
飼い主さんみんながお母さんとかお父さんなのだからそういう思いで体操着をきてもらったらいいなって思った。
体操着は人間が着た時にも着心地がいいものを選びました。 若い時に買うものって着心地とかじゃなくて、自分のデザイン性とかそういうので選ぶわけよ。
でも親になると不思議なもので、肌にいいものを選ぶのよ。
体操服と一緒で動きやすさもそうだけど、ワンちゃんってすごく動くじゃない?
ドッグランとかで運動会さながらの走っている姿を見ていると、可愛い洋服を着ている子もいるんだけど、なんか動きずらそうだな〜とかって考えた。
愛犬家っていうのは少しでも可愛いのを着せてあげたい。
でもワンちゃんのことを考えるとやっぱり動きやすさが大事だから、動きやすくて我が子自慢ができるようなトラックスーツがあればいいなって。
人用のトラックスーツはトレンドだし派手で可愛いの多いんだけど、ペットのこういうのないな〜て思ったから、私のスタイリストと話してパリやミラノのコレクションで流行るデザインをリサーチしました。
でも可愛いだけではペットたちがかわいそうだから通気性も肌触りもこだわってようやく出来上がったんです。
本来なら手に取ってその場で着せて、良いなとか良くないなってやる方がモノは売れると思ってるの。
目の前にあった方が、商品を手に取ったとき気持ちがMAXに高くなって、商品を手離したら1回クールダウンするのよ。
商品のことだけ考えたらたくさん大量生産して買ってもらう方がいいと思うの。
でも、同じお母さんから生まれたうちのでんでんとりんりんでも首の太さや胴の長さが違ったり体の形が全く違うわけ。
だからプードルだったら全部一緒とか思っちゃいけないし、ダックスフンドだって全然違う。
みんな犬種が同じだったら同じだと思いがちだけど、そうではない。
豊富なサイズオーダーなら首とか胴回りを測っただけでも、その子に合った服ができると思うのよ。
動きやすさを追求するのならばそうするしかなかったんです。
私たちも寒かったら暖かい服を着るように、可愛いペット達にも暖かい服を着てもらいたい。
可愛いの着せると周りのみんなが思わず見ちゃうから、うちの子一番自慢をしてもらいたいと思います。
あとコラソンブランドを着ている人は、「あ、コラソン着ているんですね!」って、ドッグランとかでも挨拶するきっかけだったり、愛犬家たちが繋がるチャンスになれば嬉しいです。
ぜひ、どこかでばったりcorazónを着て会える日を楽しみにしています。